香川に帰ってきて、夫婦二人でデザイン雑貨のお店をすることになった私たち・・・


デザイナーのことやインテリアの知識なんてな〜んにもなく、どうしたらいいのか全くわからない状態・・・
けど、そんな私に、商品のコメント、メルマガを書くよう支持する社長。

わからないもんだから、インテリアの本を読みあさり、デザイナーや商品について研究する日々・・・
そんなとき、フィンランドのブランド「イッタラ」について、商品コメントを書くよう言われました。


イッタラの食器は実際に使っていて、お気に入りの食器ではあったのですが、それが、どうしてデザインされたのかなんて全く知りませんでした。


ネットで、イッタラについての記事を読み、ふむ。ふむ。



「え〜っ!イッタラのティーマやカルティオって1950年代にデザインされたの〜?
1950年って、私、まだ生まれてないよ〜!!
50年前って・・・ん??まだテレビもない時代じゃん!!
そんな頃に北欧では、こんなシンプルな食器を作ってたんだ〜とパソコンの前で大はしゃぎ!!


家にある食器とも合わせやすく、シンプルだけどあたたかみを感じるイッタラ。
コレをデザインしたのは「カイ・フランク」という人でした。

カイ・フランクにまつわる話で、こんな話が掲載されていました・・・

「キコリは山に登るときサンドイッチを持って行く。
木の皮にサンドイッチを包んで持っていき、食べたら山に捨てて帰る。
そしたら、木の皮はまた山に戻っていく。
食器というのは、食べるものを運ぶ道具なんだ・・・」

この話しを読んだとき、ティーマやカルティオがデザインされた意味が少しわかった気がする・・・
(私の勝手な思い込みと解釈だけど・・・)


カルティオのグラスは人体にも環境にも無害な無鉛ガラスを使っている。
サンドイッチを包む木の皮と同じで、万が一、割れて捨ててしまうようなことがあっても環境に問題がない。

ティーマは食事を運ぶ道具として、すべてのお皿は、カレー皿のように、深さがある。
コレなら食事を運ぶ最中に食べ物がこぼれたりする心配もない・・・
そして無駄な装飾を一切省いた、シンプルで機能を追及した食器になっている。

ティーマがデザインされたのは、1952年。
今から50年以上も昔の話!
日本で今から50年以上も前に作られたものを見たら、どこか古くささを感じてしまうと思う・・・
でもティーマは全く古さを感じさせない・・・

「カイ・フランク」は使う人のことをちゃ〜んと考えてデザインした。


極寒の地、フィンランド。
日照時間も短く、家にいることが多い北欧の人にとって、家というのは心地よく、快適に過ごすということが絶対条件。
もちろん居心地のいい部屋にするため、インテリアへのこだわりはハンパじゃないハズ。
そんな極寒の地に住む人が求めるもの・・・

それはぬくもりや温かさ・・・だったんじゃないかな。

使う人が、ほっこりと温かくなるようなイッタラ。
手持ちの食器とも溶け込み、ずっと使いたくなる食器・・・


この世にはもういない、雲の上の人だけど、デザインにはすべて意味があるっていうことを、私に教えてくれたのでした・・・